1台ずつ、それぞれ2周のドリフトパフォーマンスをこなしていく。
そして今、優輝の前に停まっていたHCR32スカイラインが最終コーナーへと駆け出していった。
次は優輝の番だ。さすがに緊張する。
「リラックス、リラックス・・・あー、落ち着け俺!」
と、自己暗示をかける間もなく、係員が旗で合図を送ってきた。次どうぞ、と。
「よし・・・行くか!」
ガツンとアクセルを踏み込む。
蒼いS15シルビアが、最終コーナーへと飛び込んで行く。
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